2008年2月26日: 1〜2月のIT News
<ソリューション事業部 マツダ>
2008年に入り既に57日余り経過しましたが、私的にこの1〜2月での重大ニュースは、
・東芝のHD DVDからの撤退
・SONYとシャープが液晶パネル製造の共同出資会社を設立
未だ自宅の録画機はVHSで、しかもここ2〜3年テレビ番組を録画した事すらないアナログ人間の私ですが、Blu-rayとHD DVDの規格争いは非常に気になっておりました。
制作に携わっていると、もしBlu-rayとHD DVDが同等シェアで推移した場合、クライアントによってメディアを使い分けなければならなくなる事態もある、と危惧していましたが、大方の予想通りBlu-rayの勝利で決着しました。
年末商戦に賭ける東芝の意気込みを感じていた矢先、年が明けまさかのワーナー離脱。
長年開発してきた東芝の技術陣は無念でしょうが、経営陣の素早い決断は、将来的に傷口を広げない措置として評価されるでしょう。
2つ目のニュースはSONYとシャープの提携。
映像分野で高い技術力を誇るSONYの液晶テレビ「BRAVIA」。
映像エンジンはSONY製でしょうが、LCDパネルは韓国のサムスン電子が製造しています。
ブラウン管に関しては最高の技術力を持っていた誇りが邪魔をしたのか、他社に比べ薄型TV開発が遅れていた結果でしょうが、シャープのLCDを使用する事でさらに素晴しい製品がこの世に誕生する事を大いに期待しています。
ただSONYは、ブラウン管に比べて劣る液晶をTVに採用する気がなかったように思えます。
技術屋としては、薄い理由だけで画質を落としてまでSONYブランドの薄型TVをこの世に出したくなかっのかもしれないですが、市場が薄型一辺倒になった以上、新製品を出していかないとテレビブランドとしては忘れ去られますからね。
SONYさんには、有機ELで期待しています!
日本を底から支え世界に誇れる物は、高い技術力と生産管理能力。
私も制作に携わる以上、喜んでもらえる物。
前回よりもクオリティの高いものを創ると常に思いながら作業する日々です。