2021年4月8日: 奈良ぶらり歴史探訪

【ガーデンプラス ミヤコ】

ミヤコシさん、刺繍は昨年卒業しています。
現在の趣味はカレー作りですので、情報の更新をお願いします。

ドラァグクイーン、昔知り合いにハマっている人がいました。
美しくてかっこいいですよね・・格言もシビれます。
早速ネットフリックスに加入して見てみたいと思います。

さて、わたくし先日、ついに行ってきました。


【旧奈良監獄】

え、ご存じない?

奈良監獄は明治時代に建てられた、「明治の五大監獄」のひとつです。
昭和に入ってからは、奈良少年刑務として稼働していました。

2017年に廃庁になってからも建物は保存されていましたが、
2024年ホテルに生まれ変わる予定となり、
その前に期間限定で特別公開されていたのです。

奈良監獄は美しいレンガ造りで建築物としての価値が高く、重要文化財にも指定されています。

私はこういったレトロ建築が好きで、
そして監獄の中を実際に見れる機会なんてなかなか無い!
是非ホテルになる前に見に行きたい!と言うことで行って参りました。

その前に、折角奈良に来ましたので・・


奈良公園でシカをひと撫でして、

 
奈良ホテルで素敵な昼食を頂いてから、

※ちなみに、奈良監獄と同時期に建てられた奈良ホテルは
アインシュタインやオードリー・ヘプバーンなど
国内外問わず数々の著名人が宿泊した、老舗中の老舗ホテルです。
こちらも一見の価値ありです。

いざ、旧奈良監獄へGO!!


正門です。
赤レンガが美しいですね。海外のお城の門みたい。


門をくぐると庁舎があります。
前に止まっているのは奈良交通のレトロボンネットバス。
乗車体験ツアーもあり、実際に公道を走ることが出来ます。

中はガランとしていて、コンクリートの床を歩くとコツコツと足音が響き、
外見の華やかさとは対照的に寒々しい感じ。思わずヒヤっとしてしまいます。

収容棟部分は、看守が立つ監視所を中心として、
放射状に5棟の2階建ての棟がぐ~っと伸びるような造りになっています。

【旧奈良監獄 図面】
http://former-nara-prison.com/architecture/

中央から看守の目が5棟すべてに行き届くよう、このような構造になっています。
少人数でたくさんの人数を監視出来る、効率を重視した近代的な造りですね。


高い外壁もずら~っとレンガ造り。

なぜ監獄がこんな素敵な建物になったのかと言うと、
当時、木造が一般的だった日本の監獄は火事や冬場の寒さなど、
受刑者には「人権」がなく、常に命の危険に晒されているような状態でした。

刑務所施設というのは、その国の人権に対する考え方が分かるということで、
文化の成熟度を表す一つの指標だったようです。

奈良監獄の建設は、明治維新後、日本が諸外国と並ぶ強国となっていくために
日本の近代化を世界へ知らしめるべく
明治政府が打ち立てた一大プロジェクトだったのです。

こういう背景にも、歴史のロマンを感じます。


なぜか正門横で販売している、近所の牧場の牛乳がおいしかった。

非常に見どころが多く、歴史的にも興味深い建物でした。

残念ながら監獄としての姿を見られるのは今年が最後で、
あの星野リゾートのプロデュースにより、
日本初の「監獄ホテル」として2024年を目途に開業予定とのことです。

どんなホテルになるんでしょうか。
独房に泊まってあなたも気軽に獄中気分!みたいな感じかな・・。
とにかく楽しみです。

明日は、入社1年目のときは大変お世話になりました、
毎回ブログが面白く、明日は何の回し者で登場されるのか楽しみなあの人です。

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