【フロンティア事業部 大西】
先日の日曜日に鹿児島を訪問したときのことです。
その前日に職人さんドットコムの猪澤社長が
「鹿児島行くんやったら知覧見てこいよ」
と言っておられたので実際に行ってみました。
知覧特攻平和会館
知覧は、太平洋戦争末期、陸軍の特攻基地が置かれた町です。
特攻平和会館は、その当時、人類史上類のない爆装した飛行機もろとも肉弾となり
敵艦に体当たりした陸軍特別攻撃隊員の遺影、遺品、記録等貴重な資料を収集・保存・展示してあります。
当時の真情を後世に正しく伝え、世界恒久の平和に寄与するものです。
二度と悲劇が繰り返されぬよう、戦争の悲惨さ、平和・命の尊さを教えてくれます。
当時約1,000人ほどの特攻隊員が亡くなった中で
その半数近くが最南端の特攻基地である知覧から沖縄に飛び立ったそうです。
会館の中には約1,000人の特攻隊員それぞれの顔写真とその下には遺書が展示されていました。
話では誰もが知っていますが、ここまで間近に特攻隊員を感じたのは初めてでした。
書を読んでいて何よりも驚いたのは、ほとんどが母親宛てに書いていたということです。
父親宛ての遺書は最後まで見つけられませんでした。
「お国のため」という文字もあまりありませんでした。
内容はといえばそれまでの感謝の気持ちを綴ったものばかりで
18〜25歳位までの若い方達がここまで考えられるものなのかと感動しました。
この方達の精神力というか気構えというか私には一生わかることのできない領域でしょう。
この開聞岳は特攻隊員が知覧を出発し最後の山であるそこを越えると
あとは海だけが広がり敵艦隊を攻撃することに心を入れ替える所だと聞きました。
命の尊さや人生について考えさせられる有意義な一日でした。
猪澤さん有難うございました。