2024年3月14日: ほっ
【デジアラホールディングス タナカ】
サカイさんバトンありがとうございます。無類のサッカー好きのサカイさん。今もなお、現役プレイヤーと聞いていますが、今回サカイさんのブログからは、プレイする楽しさとは違った「ひいきのチームをスタジアムで応援する楽しさ」が手に取るように伝わってきました。私も早くノエスタへ行きたくなりました。
そして、なんという偶然、今回私は、サカイさんの「非日常」とはさかさまの「日常」の味わいを準備していました。面白いですね。
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「ほっ」としたこと。最近「ほっ」としたこと。
2月5日この冬一の大雪が降っているけど、夜から出かけなくてはいけない。長靴はくけど足の指先は冷たいし、コートはぬれて寒くなるけど、積もりだした雪の上を、ギシギシって音を立てて歩くとき、「そう。これ」って思う。
翌朝、ふとんからバサっと起き上がる。布団に戻りたいけど、雪が気になって、勢いよくカーテンを開け、窓も開ける。空気は澄んでいて、一面真っ白で、忙しい街も、渦巻きの自分の頭も、リセットさせてくれる。大雪の次の日の朝。凍てつく大気と一面を覆う白雪はいつもそう思わせる。そんな寒い冬は嫌いだけど、「ほっ」とする。
2月14日、燃えるゴミの日、早朝ゴミを出そうと二階の我が家から外の階段を下る。まだまだ寒くて、息は白くて、一瞬、呼吸に意識を傾けると、胸の奥まで寒さが土足でやってくる。冬には、味気ない階段下のゴツゴツしただけの焦げすぎた茶色い梅の木だけど、階段を降りるとき、その枝先はうっすら紅色に染まっていることに気づく。冬のゴミ出しは、寒くて嫌だ。でも冬の青い澄んだ空に薄紅に色づくその花を、寒くて背中を丸めて歩くけど、ふっと見上げたとき、「そう、これ」って思う。
2月25日、冬の雨、できたら外に出たくないけど、昼過ぎから、約束したから出かける。傘はさすけど寒くって。約束した友人とその家で「くすくす」笑っていたとき、「ほー・・ほけきょ・きょ」って下手なうぐいすの鳴き声、初春のまだ綺麗に歌えないうぐいす「そう。これ」って思う。
「そう。これ」季節を感じるとき、「ほっ」とする。冬らしい冬、春の始まりらしい春。「ほっ」とする。
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明日は、いつもお仕事でお世話になっているあの方です。よろしくお願いします。