2025年1月29日: 「四季桜と染井吉野と私と」

【ホールディングス タナカ】

ヨコタさん、バトンありがとうございます。

昨年は、スポーツ観戦、かなり充実していましたね。タイガースの試合を7回も観に行かれたとは、熱心なファンなんですね! やっぱり現地観戦ならではの魅力ありますよね。

そして釣りのお話、とても温かい気持ちになりました。お父さんとのやりとりや、ご家族の成長が感じられるエピソードが素敵でした。特に11月に再チャレンジして、それぞれが慣れてきた様子が微笑ましかったです。

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私も11月に…。今回は、小春日和のある日、ふと目にした桜について書いてみたいと思います。

「みんな違ってみんないい」

去年の初冬、小春日和の陽気に誘われ、いつものジョギングコースを走っていた。空は澄み、風も穏やかで、どこか春を思わせる暖かさだった。

何気なく景色を眺めていると、ふと淡い色が目に入った。立ち並ぶ木々の中で、その一本だけが、ほんのりとしたピンクをまとっている。

「え? 桜?」

一瞬、足を止めて見上げた。何度も走っている道なのに、なぜかこの日、初めて気づいた。その木だけが、冬枯れの公園の中でひっそりと花をつけていた。

最初は「温暖化の影響か」と思った。最近は異常気象の話が多く、季節を勘違いして咲いてしまったのかもしれない。それを考えると、どこか落ち着かない気分になった。しかし、それは「四季桜(シキザクラ)」という桜で、春と秋の二度咲くものだった。

春に咲く桜もあれば、秋に咲く桜もある。
一度だけ咲く桜もあれば、二度も咲く桜もある。

「この桜にとっては、これが自然なことなんだな」

そう思うと、見え方が変わった。冬枯れの景色の中で、ぽつりぽつりと咲くシキザクラ。春の桜のような華やかさはないが、静かな公園にそっと彩りを添えていた。その控えめな美しさは、寒さに耐えながら咲くからこそ、より印象的だった。

春になれば、今度はソメイヨシノが一斉に咲く季節。シキザクラが静かに花を添える桜なら、ソメイヨシノは春の訪れを歓喜のように告げる桜。儚さの中に芯の強さを感じるシキザクラもいいし、短い間に一斉に咲き誇るソメイヨシノの圧倒的な華やかさもまた素晴らしい。それぞれに違う良さがあって、どちらも美しい。

飛べる小鳥も、走れる私も。
春に咲く桜も、秋に咲く桜も。

そして、もうすぐ春。ソメイヨシノが咲き誇る頃、あのシキザクラはどんな表情を見せるのだろう。初冬には静寂の中でそっと咲いていた桜が、春の賑わいの中でどのように映るのか。

今年は、桜を見る目が少し変わりそうだ。そんな春が、なんだか楽しみだ。

 

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明日は、いつもすばやい仕事、丁寧なフィードバック、頼りになるあの方のブログです。お楽しみに。

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