[ソリューション事業部 寺田]
こんにちわ。
シリーズ初回にして最終回。ちなみにiPodは持っていません。
とにかくプレーヤーに音楽データ入れてを持ち歩く生活とオサラバ(せっかくスマートフォン持ってるんだから ※重要)することに成功したので、そのお話をします。
さて、どうやってオサラバしたか。
「時代はクラウド。もしや、iCloud?!」
と思った方はなかなかのネット事情通ですが、残念ながら不正解!
正解は
オープンソースのJAVA製ストリーミングサーバ「Subsonic」
実は我が事業部の繁田氏に教えてもらったのですが、これがすごく便利。
音楽データはFTPなどでサーバにアップロード。
スマートフォンにアプリをインストールするだけで、どこでも自分の好きな音楽が聴けます。
必要なのは
・サーバ
・スマートフォン(AndroidでもiPhoneでもOK!Windows Phoneは未確認)
たったこれだけ!
サーバになるOSはLinuxでもfreeBSDでもMacでもWindowsでもOK!
私の場合の初期設定は、
1.Subsonicをインストール
2.SubsonicとTomcatの設定
3.Apacheのリバースプロキシの設定
4.音楽データをアップロード
5.Androidにマーケットからアプリをインストール
6.アプリの設定
でした。
後の運用は新しい音楽を仕入れた時にアップロードするだけで、Subsonicはインデックスも自動で更新してくれます。
freeBSDならportsに入ってるので
# portinstall /usr/ports/www/subsonic
だけでインストールできます。
邦楽などを聞く場合は日本語が文字化けしますので
/usr/local/apache-tomcat-6.0/conf/server.xml
の
<Connector port=”8180″ protocol=”HTTP/1.1″
connectionTimeout=”20000″
redirectPort=”8443″
URIEncoding=”UTF-8″ #<=追記
/>
が必要です。
あとは外部からアクセスするためにリバースプロキシを使用したのですが、
せっかくドメインも持ってるので
http://subsonic.example.com/
みたいにしてみました。
Apacheではvirtualhostの設定で
<VirtualHost *:80>
ServerAdmin admin@example.com
ServerName subsonic.example.com
ProxyRequests Off
ProxyPass / http://localhost:8180/
ProxyPassReverse / http://localhost:8180/
ErrorLog “/home/www/subsonic.example.com/log/error_log”
CustomLog “/home/www/subsonic.example.com/log/access_log” common
</VirtualHost>
を追加すれば完了!
あとはAndroidならsubsonicを、iPhoneならiSubをインストールして
アプリの設定に
subsonic.example.com
を追加すれば完了!
これでアップロードした音楽はどこからでも聞けます!簡単ですね!
Subsonicはアルバムを1フォルダとして認識しますので
今までiTunesを使っていた場合だと、
~\My Documents\My Music\iTunes\ (でしたっけ?)
をまるっとアップロードすると
この通り!
これであなたも快適ストリーミング生活が始まります!
商用ソフトのように細やかな機能が盛りだくさんです。
例えば、再生中に次の曲(デフォルトだと3曲ずつ)のデータをプリロードしてくれるので
新幹線で移動中でも快適です。
他にも沢山あるのですが、今日はこの辺で。
詳しくはWEBで!