【デジタルアライアンス システム課 サトウ】
NADDYさんからバトンを受け取りました、サトウです。
NADDYさんは肉体美という言葉がよく似合いますね!
日増しにプニプニになっていく私の身体とは比較になりません。本当に。
ところで皆さんは、普段業務で
どんな効率化をされていますか?
今回は私が行っているちょっとした効率化の話です。
社内の一部で使用されている
AutoHotKey というソフトを使います。
あまり聞きなれないかと思いますが
社内では下記に使われていると聞けば多少実感がわきますかね。
・データ書庫を開く
・FAX自動送信
などなど
割り当てたボタンを押すと、仕込んだ動作をしてくれるものです。
普段使用しないボタンに割り当てることで、
キーボード上のボタンが活きます。
開発環境の構築が必要なく
手軽に開発ができるので重宝しています。
1.コピーしたパスをエクスプローラーで開く
どこかにエクスプローラーのパスが記載されているとします。
そのパスをコピーしている状態(ここまでは手動)で、
「CapsLock」ボタンを押すとエクスプローラーで開くというものです。
sc03A::
;
;CapsLockボタンでエクスプローラーで
;クリップボードのパスを開く
;
dir := Clipboard
;パス先のフォルダorファイルの存在を確認できたら起動
IfExist, %dir%,{
;エクスプローラーのショートカット(Windowsボタン + E)
send,#e
Loop {
str =
WinGetActiveTitle, str
;エクスプローラーの起動が確認できたら次の処理へ
IfInString, str, エクスプローラー, Break
;5秒以上経てば中止
If (A_Index >= 500){
Exit
}
sleep,10
}
send,!d
send,^v
send,{Enter}
}
Return
プログラムはよくワカランという方が大多数かと思いますが
やってることはすごいシンプルです。
この赤枠のところに、コピーしたものを貼り付けて開くだけです。
※ちなみにフォルダでも、ファイルでも開けます。
2.エクセルに記載されているURLをChromeで開く
こんな感じでズラッとURLが記載されているエクセルがあるとします。
これらを一気にコピーします。(ここまでは手動)
[Alt + v]を押して、一気にChromeで開きます。
!v::
;
;[Alt + v]でクリップボードのURLをchromeで開いていく
;Excelの1列内で複数セルをコピーした際にも使える
;
;キーボードのvが離されるまで待つ
KeyWait,v,D
;コピーしたデータを格納
urlData := Clipboard
;格納したデータを分割
StringSplit, rows, urlData, `n
Loop, %rows0%
{
if(rows%A_Index%){
url := rows%A_Index%
;URLだった場合にchromeで開く
openUrl(url, "https://")
openUrl(url, "http://")
}
}
Return
openUrl(url, searchKeyword) {
IfInString, url, %searchKeyword%
{
Run C:\Program Files (x86)\Google\Chrome\Application\chrome.exe %url%
;一気に大量のURLを開くと、Googleさんから
;アンタはロボットか?と疑われますので少し時間を置きます。
Sleep, 500
}
}
ちなみにエクセルじゃなくても、コピーしているURLであれば
開けちゃいます。
3.無変換ボタンで内線表を開く
これは社内限定ですが。
vk1Dsc07B::
;
;無変換ボタンで座席・内線表.pdfを開く
;
;内線表へのパスを登録(パスは少し省略しています)
originalDir := "パス\●座席・内線表\座席・内線表.pdf"
;オリジナルの内線表を開きっぱにしていると
;ノジマさんから更新できないと怒られるのでクローン用のパスを準備
cloneDir := "クローン先のパス\座席・内線表.pdf"
;内線表が存在しているかチェック
IfNotExist, %originalDir%, {
msgbox,内線表が存在しません。
Return
}
IfNotExist, %cloneDir%, {
FileCopy, %originalDir%, %cloneDir%
}
;オリジナルとクローンのファイルのタイムスタンプを取得し、
;異なればオリジナルをコピーする
FileGetTime, originalTimeStamp, %originalDir%
FileGetTime, cloneTimeStamp, %cloneDir%
IfNotEqual, %originalTimeStamp%, %cloneTimeStamp%, {
FileCopy, %originalDir%, %cloneDir%, 1
}
;起動
IfExist, %cloneDir%
Run, %cloneDir%
Return
ファイルへのショートカット作ればええやんと思いますが
ファイルとか大量に開いてて、ショートカットを探しに行くのすらメンドクサイので
作成してみましたが、実は私は一番このショートカットキーを愛用しています。
こういった方法で
日々の業務の手数を減らしたりしています。
今回紹介したプログラムも一つ一つは数秒ずつくらいしか
短縮できませんが、何百回、何千回も使っていくと
何時間という短縮ができますね。
以上、ちょっとした効率化のお話でした。
さて次回は、Thanksの達人のあの人です。