【エクスショップ マツヤマ】
皆さまこんにちは。
ようやく過ごしやすくなったと思ったら、
梅雨が近づいてきそうでビクビクしております。
ジメジメや蒸し暑いのは嫌いだなぁと思う、マツヤマです。
今回はただひたすらに感動した観劇の感想でございます。
*あくまで個人の感想でございますw
というわけで。
タイトルにあります「ゴジラ」なのですが。
実はあのゴジラであって、ゴジラではないのです。
舞台「ゴジラ」を観劇してきたのです。
旦那さんはお芝居が大好きな人で(最近めっきり観劇できてませんが;)
よく話を聞いていた舞台「ゴジラ」なのです。
お芝居界の直木賞とかそういうものにあたるでしょうか
「岸田國士戯曲賞」という賞を受賞されている作品です。
1988年に受賞されてから現在に至るまでたくさんの劇団で上演されているようですが、
今回観劇してきたのは受賞された演出家さん主宰劇団での公演。
まさにオリジナルなのです。
劇団名は「劇団離風霊船(りぶれせん)」といいます。
かつては高橋克実さんも所属されていました。へーへーへー
旦那さんは受賞当時の上演は見られず、受賞2年後の再演を観ています。
それでも今から24年前。。。
これがずっと良かった面白かったと話を聞かされていました。
20年以上前なのでもちろんオリジナル舞台を見ることが叶わず。
*今回16年前に神戸公演があったことを知りましたが・・
が、今回は受賞された演出家さんの還暦お祝いとかやらで上演が決定。
そのニュースを耳にして即チケット購入です!
100席程度しかない小屋での、大阪はたった2日間計2回公演という貴重なチケット。
わくわくしながら当日を迎えました。
肝心のお話は一言で言いますと、
人間の女の子とゴジラの純愛物語。
ゴジラはあの怪獣ゴジラです。
それと人間の恋物語。
お芝居上でももちろん大きさはあの比率です。
結婚しようということで彼女の家に挨拶へ向かうゴジラですが
テレビやら彼女の家やら周辺の人たちはゴジラが来るとパニック。
劇中でも完全にあのゴジラ扱いです。
彼女が自宅まで誘導するときは「校庭に足を下して」
「尻尾は引きずると危ないから肩に引っ掛けて」と指示を出します。
女の子のことを昔から好きだった人がウルトラマン、
ゴジラの兄弟としてモスラやピグモン、サンダにガイラと怪獣たちが登場します。
家族や兄弟の反対などを受け、ゴジラはあきらめて山へ帰ります。
最後には人間化した?ゴジラと女の子は手を取り合いハッピーエンド?になるお話です。
ゴジラをはじめ、怪獣たちすべてを人が演じるわけです。
役者さんは特に着ぐるみなどを着ているわけではありません。
セリフで、動作で怪獣たちに見えてくるんです。
そしてさらなる演出方法に感心しました。
ライト前に手をかざす、影絵ありますよね。
あの手法です。
舞台面にライトが堂々と置かれ、その前にゴジラ役の方がお話に合わせて立つのです。
すると影が後ろに大きく映る。その影に合わせて他の役者さんたちが演技をする。
なるほどなと思いました。
言い方は悪いですが単純なことなんです。
でも大きなセットを作る必要もなく、ちゃんとゴジラがそこにいるようになるんです。
とにかく楽しかった、面白かった。
生で目の前で演じられる迫力。最高でした。
そして改めてお芝居の不思議、工夫に驚かされました。
見聞広げるには色々体験してみたり、それを次に活かせるように
日頃から吸収しストックしておかないとな、と。
お芝居中のセリフでも時事ネタが入ってきました。
これ色々知っていないと例えがわからないしついていけないこともあります。
共感したり笑えたり。
これからも多趣味のまま、いろんなことにアンテナ張って生きていこうと思います。