2015年9月1日: 脇役or主役

【経営企画室 シゲノ】
「スープ」
皆さんにとって「スープ」とういう存在は、料理として脇役or主役のどちらでしょうか。
私の見解を述べさせて頂きます。(あくまで私見)


数年前のある休日、尽きない食への探求心からお店探し(ランチ)をしていた私は
ある運命的な出会いを果たしました。
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フランス・マルセイユ地方が生んだ地中海の恵み「ブイヤベース」
そう、あの世界3大スープの一つとも称される伝説のスープです。
残念ながら、そのお店は諸事情により行けず、他のお店で撮った写真ですが、
ブイヤベースは中々そこらのお店ではメニューリストに載っていません。(よね?)
大概、高級フレンチとかのコースでは提供されていますが、手間やコストが掛かるのか
メジャースープの割に食べれる場所は少ないと思います。
(今回のお店も予約しなければ提供していないという事で予約して行きました。)
何回か食べ(飲み)比べしましたが、食材の質(鮮度)ではなく「作り手のウデ」に
左右される料理(スープ)という印象。
では、伝説にチャレンジしたいと思います。
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本日の具材は、
ムール貝(具の主役)
有頭エビ(有頭のミソが出汁にもなります)
イカ(ゲソも入れて大丈夫です)
ホタテ(他に乾燥貝柱とかも良さそう)
サワラ(白身魚ならなんでもいいです)
あさり(こちらも出汁にもなります)
これらの具材は、好みもありますので適度な鮮度さえあれば、その時の気分で
適当な魚介類を放り込んでいます。
しかし、伝説になり得るかどうかのボーダーはやはり「出汁」です。
最近は、スーパーとかでも「ブイヤベースペースト」なるものが販売されていて
そちらでも十分美味しいですが、敬意も込めてそこは手作りです。
各種香味野菜を軽くソテーしたものに加え、魚のアラを煮込んだものと
魚介類の「ガラ・骨」を潰しながら丁寧に粉末状にしたものを合わせて更に煮込み、
何度も裏ごしを重ねるなどして大変手間暇掛けて「出汁」を作ります。
(企業秘密により、「出汁の素」の具材及び写真は非公開とさせていただきます)
日本のスープの代表格「味噌汁」も「味噌」が決め手となるのと同じで、
ここまでの工程が口に入った瞬間の満足度に直結します。
これが出来ればあとはトマトペーストと先程の具材等を加えて軽く煮込んで
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完成です。
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スープが少ないと思われるかもしれませんが、私は具材とスープは別々に食します。
出汁の浸み込んだ具材と少し辛めの白ワインとの相性はバツグンです。
スープは、パンに浸して食すも良し、そのままストレートに飲んでも良し、
そして極めつけは、
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リゾット
米粒一粒一粒に魚介の旨味が浸み込み、無駄なく食せます。
作るのが面倒ですが、パエリアにも使えると思います。
私はここまでポテンシャルの高いスープに出会ったのは初めてです。
正に「伝説のスープ」ですね。
結論、
私にとって味噌スープ(味噌汁)は生涯「脇役」なんでしょうが、
ブイヤベース(スープ)は「主役」という存在です。
分かり易く言い換えますと、もし食卓に味噌スープ(味噌汁)だけ置いてあったら
「は?喧嘩売ってんの??」となりますが、ブイヤベース(スープ)だけ置いてあっても
「人生って素晴らしいよね!生きてて良かった!!」となるということです。

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