2012年9月24日: 加工食品つくりにチャレンジしてみました。

【業務推進部 中村】
最近、めっきり秋めいて
朝晩はすっかり肌寒くなってきました。
寒いのは好きではありませんが、1年で一番好きな季節は?と聞かれれば
私は断然「秋」です。
食欲の秋だから。
というだけではありません。
いろんな魚がたくさん釣れる季節だからです。
最近、王さんが活躍しすぎて、釣り人キャラを奪われた感は否めませんが
私も負けじと、せっせと海に通い続け、幻の巨大魚を追い続けております。
ただ、今回は巨大魚自慢ではなく
お魚料理を題材にしてみたいと思います。


みなさんは、「エソ」というお魚をご存じでしょうか。
私は、これまでに、この魚が店頭に並んでいるのを見たことがありません。
たぶん、見ても買いません。
でも、釣りをしてると結構釣れるんです。
そして、釣れると食べてみたくなるのです。
それが釣り人のサガなのです。
ちなみに、エソの本体写真を撮り忘れたので、リンクでご紹介します。
このリンク先は、上手に真横から撮っていますが、
エソはビジュアルが残念過ぎるくらい残念なお魚です。
たぶん、店頭に並ばない理由の85%はココにあると思います。
(残りの15%は硬い小骨が多いから)
ただ、このリンク先にも書かれていますが「練り物」の材料としては
高級な材料なのだそうです。
(釣り人はみんな知ってるけど、持って帰らないかわいそうなお魚です。)
ということで、今回作るのは「かまぼこ」です。
用意する材料は
エソ・・・1匹
塩・・・少々
です。
このお魚は、うろこが鯛のように硬く、ヌメリも多いので
食べるときは釣り場でうろこをとって持ち帰ります。
手順1.
三枚におろして皮をひき、身をぶつ切りにして氷水で冷やします。
本当にきれいな透明感のある身です。
20120924-kamaboko1.jpg
手順2.
水分をよく切り、すり身にします。
フードプロセッサーがある人は、機械に頼りましょう。
人力は意識が遠くなるくらい大変な作業です。
20120924-kamaboko3.jpg
手順3.
スジや皮が残っているため、きれいにうらごしします。
※すり身にするより大変な作業です。忍耐力養成には最適な作業です。
20120924-kamaboko4.jpg
手順4.
うらごしした身を、すり鉢に戻し塩を適当に入れて更にすります。
とにかくすり込みます。
「なんでこんなことをしてるんだろう」と自問自答を繰り返していると
そのうち身に粘り気が出てきます。
しっかり粘り気が出れば勝ったも同然です。
手順5.
形を整えていきます。
かまぼこ板がなかったので、私はラップで棒状にしましたが、雰囲気的にはかまぼこ板を
用意しておくのがベストかと思われます。
20120924-kamaboko5.jpg
手順6.
蒸し器で15分程度蒸します。
手順7.
氷水で一気に冷やせば完成です。
20120924-kamaboko7.jpg
感想
見栄えはそう悪くありませんでしたが、食感は魚肉ソーセージでした。。。
たぶん、手順4の粘り気を出す作業が甘かったのだと思われます。
ここで片栗粉などのつなぎを入れる手もあるそうですが、「つなぎ不使用」を
うたいたかったので使いませんでした。
それも敗因のひとつだったかもしれません。
今回の作業時間は約4時間。
きっと、フードプロセッサーがあれば、約半分くらいまで時間を短縮できると思います。
でも、きっともう二度とチャレンジしないので、フードプロセッサーは買わないことにします。
この労力を考えると、店頭で売られているかまぼこがいかに効率よく製造されているか
よ〜くわかりました。
ほんの数百円で売られてるなんて驚異的なお話です。
追伸
エソの名誉のために告白しておきますが、
手順1のところで、尾に近い小骨のない箇所を刺身で食べてみました。
めちゃくちゃおいしかったです。
たぶん、ホイル焼きとか塩焼きにしても相当おいしいはずです。
もし、エソを釣りたい方がいらっしゃいましたら、中村までご連絡ください。
良く釣れるポイントまでご同行させて頂きます。

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