【エクスショップ モウリ】 大ベテランよりさらにベテラン…今年で51歳の身には老兵という言葉が似合っているのではないかと思います。 幸若舞の「敦盛」で詠われているように800〜900年ほど前の人生は概ね50年でした。 今の時代でも人生の折り返し点を過ぎていることは確かで、心も体もガタがきて色々とどうでもよくなったり、 不安と倦怠感が相待って心の中で「ポキッ」と音がすることがしばしばあります。 そんな時に、我が家の次男くんが新しいチャレンジを始めました。 テニススクールに3〜4年ほど通っていたのですが突然野球をやりたいと言い出して 学校の野球チームに入りました。 同じ学校の子どもがテニススクールに居なくて寂しく そんな時に友だちから一緒に野球をやろうと誘われてやる気になったようです。 さっそくママ友を通して話を聞いて、まずは体験入部をしてみました。 すると同じ学校の同学年5年生が9人と6年生が5人いる上、ルールも知らない状態なので 簡単に試合に出られそうにありません。 さらにテニススクールように優しいお兄さんではなく、監督やコーチの指導は厳しいことを伝えて 頑張れるか聞いてみたところ「やるー!」と、あっさり決断して入部することになりました。 動くボールとの間合いの取り方などはテニスの経験が活きるものの バッティングはテニス打ちが染み付いて苦労しそうなので、どうせ一からやるならと左打ちにして特訓中。 守備はボールを怖がってるけど慣れてきたら、それなりになりそうです。 他に最近入部した子どももいて、みんな上手くなりたいと監督から叱咤激励を受けながら真剣にバットを振り ノックを受けたり、走塁練習しています。 私も毎週土日の練習に参加してトスバッティングの球出し、ノックの球拾い、走塁練習時の守備で参加しており 黒い服を着ると暗闇で見分けがつかないレベルへ日焼けが進行しつつあります。 先日は区の大会で敗者復活から勝ち上がり、市大会へ出場かけた試合はピンチとチャンスが交互に展開で 見事勝利を収め、試合終了時には鳥肌が立ちました。 別の大会では完全試合で4回コールド負けを喫しましたが、悔し涙を流す子どもを見てると 熱いものが込み上げてきました。 いずれの大会も我が子はまだ出場できるレベルではないものの毎週土日の練習に私も一緒に参加して 早くみんなに追いつけるようにサポートしていきたいと思います。 下心や損得勘定なく、純粋な気持ちで野球が上手くなりたいと練習に取り組む子どもたちの姿から 心の枯れている部分に不純物の無い栄養と刺激を受けること、学ぶことは多くあり 老兵ながらも折り返し後の人生に張りとツヤを取り戻していきたいと思いました。 次は、いつも穏やかでメガネが似合うやさしいパパさんの登場です。