2020年12月28日: いつかのメリークリスマス

【デジタルアライアンス 井上】

システム業界で知らない人はいないと噂(約1名)のイノウエです。皆さまこんにちは!
人数も増えた今、社内ですら「いやいや、誰やねんw」という声が聞こえてきそうで怖いです。

井上尚弥さんはそこまで詳しく無かったのですが、
阪口さんの井上尚弥さんに対する尊敬と憧れと愛が感じられるブログ、
しっかりと伝わってきました。

先日のモロニー戦も盛り上がりましたね。
最後のカウンターが速すぎて私の目には何が起こったのか
理解できないまま試合が終わっていました…👀

凄い人というのは凡人の目には見えないスピードで物事を成し遂げていくんだと
リアルに感じさせられた瞬間でした。

さて、今回はここ数年ハマっている将棋について書こうかと想いめぐらせていましたが、
「だれが興味あんねん?」という事実に幸いにも気付く事ができた為、急遽路線変更しまして、
個人的に感じているWEB進化論のログとして本日は残させて頂きます。

 

 

~井上的視点WEB進化論のはじまりはじまり~

私がデジアラに入社したのは2007年。

この時既にWEBの進化の過程における重要な時期に入っている事を
当時の私はまだ知る由もありませんでした。

・Google Mapで今まで見たこともない動作がブラウザ上で見れる
・CMSと呼ばれるブログシステムが開発され、WEB制作現場の常識が変化し始める
・WEBエンジニアがネットで取り上げられて活躍している

そんなめまぐるしい技術の変化の中、ワクワクしながらみんな仕事をしていたのを昨日の事のように覚えています。
ここまで読んでピンときたあなた。はい立派なおじさんエンジニアですね。
そうです、これがあの有名なWEB2.0(笑)ですね。

 

WEB2.0の定義にはどうやら「7つの原則」が存在しているようですので、色んな側面があると理解したうえで、
エンジニア視点から見たWEB2.0と言えば、やはり「Ajaxの普及による技術革新」この一言に尽きるのではないでしょうか。

プログラマーという仕事が(今ほどに)キラキラしていなかった時代、
そう「ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない」が2ちゃんねるのログに流れていた時代

突如として現れたWEB2.0
当時のウェブに携わるプログラマーやウェブ制作者にとって、Ajaxは希望そのものだったのですね。

これまで日の目を見る機会の少なかったウェブエンジニアですが、
技術ブログで注目を浴びたり、個人サービスを企画・リリースして一躍有名になったりと、
一歩先ゆく先輩方の活躍を日々見て、これからの未来に期待しか持てない毎日が続きました。

 

それからはJavaScriptの書き方をみんなで必死に勉強ました。
amachangさんという方のブログを読んでJavaScriptを学びました。
当時、モダンなJavaScriptについて書かれた参考書が無く、書き方が誰も分からなかった時代なのです。

かのdankogaiさんですら「今の僕のJavascriptの書き方はほとんどAmachangに教わったようなものだ」と当時明言されています。

Ajax通信を憶えたエンジニアはいよいよJavaScriptでロジックを書くというチャレンジを始めます。
prototypeの書き方、無名関数の書き方、デファクトスタンダードとなったjQueryの書き方…などなど
そうです、まさに「何もかもがきらめいてがむしゃらにコードを追いかけた いつかのJavaScript」ですね(え?)

当時をけん引していた、

・prototype.js
・jQuery
・Sencha Ext JS

これらの素晴らしいフレームワー…、いえライブラリの恩恵によって
ウェブで表現できるユーザ体験の可能性は無限大に拡がる事となりました。

そしてJavaScriptの活躍はフロントエンドの役割を拡大させ、その後バックエンドの役割にも影響を与え始めます。
SPAの普及によってフロントエンドとバックエンドの切り分け(役割分担)が進行、品質を担保するためにモノリシックなシステムからマイクロサービスへの移行が提唱され注目を浴び始めます。

バックエンドはAPIまでを提供する役割として、フロントエンドがviewを担当する。
いわゆるweb2層からweb3層へのアーキテクチャの移行がこのあたりから始まりをみせます。

またSPAの考え方として、viewの処理の負荷を従来のサーバーに一極集中して求めるのではなく、クライアント側(各ユーザ端末)が担当する事で、リソースの最適化を実現している、という側面も聞いた事があります。
真偽は不明ですが、まぁ元気玉みたいなものっすかね(適当)

 

つらつらと書いてきましたが、以上のようにAjax普及によるJavaScriptの活躍によってWEBの表現の可能性が拡がっただけにとどまらず、SPAの台頭によってバックエンドの役割にも変化が見られ始めた。
これがWEB2.0によってもたらされたウェブ開発全体の進化であり、ここ10年で起きたWEBの変化と感じています。

そして時は2020年、いよいよ時代はWEB3.0の時代へ。
ビッグデータ、機械学習、AIなどのキーワードが騒がれたかと思えば、
直近ではDXというワードも登場して、相変わらずIT業界の進展のスピードは速いなと体感する毎日です。

 

まだまだウェブの進化は続くことでしょう。

私自身ソフトウェアエンジニアではなくウェブエンジニアと考えていますので、
これまでウェブに育てられましたし、これからもウェブで生きていけたらなと思っております。

これまでたくさんのウェブやオープンソースの恩恵を受けてきましたので、
いつかはコミュニティ等で恩返しができる、そんなエンジニアになっていきたいものです。

 

最後に今年の我が家のクリスマスの風景を
1年間おりこうにできてたからか、我が家にも無事サンタさんがきてくれました。

 

明日は家庭内では倹約家、会社では浪費家!?のあの方にバトンを託しております。

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