【フロンティア事業部 オオニシ】
9月30日(日曜日)F1グランプリ(富士スピードウェイ)を見に行った。
念願の夢だったので、かなりのウキウキ&ハッピーハッピーだった。
車の乗り入れは禁止されていたので、周辺の駅などから出ている臨時の
シャトルバス(当日は約3000台のバスが出たらしい)でサーキットに着いた。
しかし、この日ここ最近降ってなかった雨が・・・。(やはり雨男なのか)
それでも自由席の第1コーナー辺りを確保し、マシンが来るのを待っていた。
自由席なのでモニター画面もなく、遠くの方から聞こえてくるアナウンスを必至に
聞くことでしか情報を取り入れる手段がなかった。(帰りにFMラジオの貸出を知った)
しかも足元は土なので雨に濡れて泥だらけ。(ま、これはしょうがない)
決勝が近づき、誰かが君が代を斉唱している。
私の耳には河村龍一に聞こえた。(いまだにそれが正解だったのか、わからない)
そうこうしていると雨と気温のせいで、デリケートな私はおなかを下してしまった。
おかげでドライバー紹介をトイレの中で過ごすはめになった。
まもなくスタートの時間だ。一番の見所はなんといってもスタートなので、これだけは
見逃すまいと××を拭くのも早々にして第1コーナーに戻った。
1週目は先導車が入って、ならし走行をする。(すごい迫力だ、来てよかったー)
ランキング1位のハミルトン(カメラマン 大西)
そして始まった!! 車の姿はまだ見えないが、音はどんどん近づいてくる!
見えたっ!(ん?なんか遅いぞ)よく見ると先頭にまだ先導車が走っている。
(ん?ん?どういうこと?)周りを見ても皆同じ表情。
それから10周以上ずっと先導車つきのまま走行していた。
理由は雨天で視界不良のため、レースをスタートできなかったのだ。
そのことを知ったのは、テレビを見ていた知り合いに聞いたためだった。
(何故こんなにまじかで見ているのに、情報が外から入るんだ!?)
しかし、レースは良かった。
エンジン音やスピードそしてすり減ったタイヤの臭いなど全てがテレビでは
味わえない感動だった。
ハミルトンの優勝だろうと思い、レース残り10周位に帰ろうとした。
(その時の判断が、のちの命運を分けた瞬間だった)
周りを見るとゾロゾロと人が帰り始めている。
当日は約15万人来るという話だったので、すでにシャトルバスまでの道が
いっぱいでほとんど動かない。しかも、シャトルバス乗り場までおそらくまだ
1?遠方にあると思われる。30分ほどかけ、シャトルバス乗り場があるゴーカート用の
サーキットに着いたと同時に唖然とした。そこには人だかりの山でみんなバスの方を
向いてゆっくり歩いている。
まるでホノルルマラソンではないか・・・。(走ったことないけど)
列がグネグネ色んな所につながっていて、どこが列の先頭か見えない。
土砂降りの雨で足元も水たまりだらけの中、2時間ほどかけようやくバスに辿り着いた。
途中救急車が遠くのほうで、人混みの中を何度か入ってきていた。(何人か倒れたんだろう)
私もこれはいったい何の試練なんだと思うほど、体は限界にきていた。
足腰の痛みが、それを通りこして無感覚になっていた。
これなら渋帯して混んでいても車の方だったら座れるので、確実に楽だと思った。
バスに乗ったとき初めて後ろを見たら、並び始めた時以上の列が見えない所まで
続いていた。
写真はバスから(この人だかりが見えない所まで続いている)
レース残り10周で帰ってなかったら、今頃あの辺で倒れているんだろうなと
思いながら少し安心した。
しかし、指定席で6万・7万もの大金を払って観戦しに来た人も一緒に並んでいた。
今回は富士スピードウェイが30年ぶり開催ということもあり、
想定が甘かったと言うしかないが、失敗に終わったことは言うまでもない。
帰りのシャトルバスの中、ふと爆睡から目がさめ、辺りを見回すとそこには車中の
人々全員がぐったりした顔で爆睡している姿があった。
終わり
2007年10月3日: たまらない!
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