2015年10月06日: アルバムの中の二人
【販売企画部 齊賀】
いつの間にか、すっかり秋ですね
目の前の小学校から、運動会の歓声が聞こえてきます
なんだか、ずっと何かに追われているような日々でしたが、
ここにきて、急に静かな週末を過ごすようになり、
運動場をのぞいてみたりする余裕も生まれてきました
4月から大学生になった息子も、夏休みに無事に帰ってきて、
元気な姿を見せてくれました
その息子が高校を卒業した次の日、
入院中だった母が亡くなりました
父も入院中なので、少しずつ実家の荷物を整理しています
先日は、家族のアルバムを持って帰りました
てっきり、父と母が結婚してからの写真ばかりだと思ってましたが、
意外と両親の子どもの頃や学生の頃の写真があって、驚きました
色褪せたアルバムの中の二人は、私の知らないことだらけでした
父の幼少の頃なんて、戦前です
生後8か月から、毎年誕生日に写真を撮ったようですが、
思っていたより、裕福な暮らしをしていたようです
戦前に亡くなった実のお母さんと写ってたり
4歳の頃に写真館でポーズをとっていたり
そもそも、父は、仕事が趣味みたいな人で、
たまに家にいても、本を読んだり、書き物をしているという人でした
教鞭をとっていましたので、たまに、教え子の方から
講義はとてもウィットに富んだもので、面白かったと聞かされます
学生時代の写真には、真面目なだけではなかった父を裏付けるものもありました
一方、母は、フォークダンス、ちぎり絵、アートフラワー、ヨガetc
まだまだあったかもしれません。。。とても多趣味な人でした
学生時代の母は、演劇でもやっていたのかな・・・
登山が好きだと言っていたな・・・
私の記憶の母は、家を丸一日開けることはなく
アウトドアな要素は、少しもありません
ただ、どの団体でも、頼りにされていたようでした
色褪せたアルバムの中の二人は、私の知らないことだらけでした
今となっては、いつ、どこで、誰と撮った写真なのか、確かめようのないものばかりです
高校を卒業してからは、遠距離、多忙を言い訳に、最低限の帰省しかしてませんでした
これらのアルバムを広げながらなら、、
いろいろ話が聞けたに違いありません・・・
それが非常に心残りです
とはいえ、写真からは二人の充実した青春時代が読み取れ、
そのうち、娘たちと、あーだ、こーだと想像力を働かせながら
ページをめくりたいと思います
新たな発見があるかもしれません
最後に、私のお気に入りの一枚
30歳ぐらいの父です