【チャネル事業部 マツヤマ】
皆様、こんにちは。
先ほど外に出てみたらば、室内(エアコンOFF扇風機ON)より室外の方が涼しく、
ビックリして室内に戻ったが、結局エアコン嫌いなので、扇風機でやり過ごしているという
暑さを凌ぎたいのか、なんなのか、終わり行く(?)「夏」を満喫している、マツヤマです。
今日はちょっと長いです。
前回のブログ当番で宣言しておりました通り、世の中もにわかに賑わっていた中、
「皆既日食」という名の、こっちじゃ「部分日食」を、記念日休暇という我が社の制度を
利用して、夫婦いそいそと満喫してまいりました。
ともあれ、ご存知の通り、国内大半が「雨」または「曇り」という天候でしたので、
雰囲気だけでも、という感じで観測をしてきました。
本来、天候がよければ、少しでも多く「欠け」が確認できる場所へ行こうと、
自宅より南西へ前日夜中にでも移動予定だったのですが。
(さすがに奄美までは足伸ばせませんでした。仕事もありますから。)
前日まで何度調べても天候は「曇り時々雨」。
晴れ間はたまにあるかどうかという予報。
じゃあ、「移動も少なくてすむよね、ゆっくり準備も出来るんじゃない?」と
ご近所の公園での観測会としたのでした。
当日、7月22日(水)午前9時頃
一応「暑くなっては」と用意していた大量のペットボトルお茶と、
一応「晴れ間でうまく撮影できたら」と用意したデジカメと三脚と、
一応「直接太陽は目で見ちゃいけないし」と用意した「日食メガネ」を持ち、
どんよりした空の下、せっせと観測セッティングを行いました。
日食開始前、ちょこちょこ晴れていたので「これならいけるんじゃない?」と
迫りくる雨雲に気付かず、浮かれて三脚用意、カメラで太陽の位置確認、
試し撮り10数枚を行って、日食メガネでまだ丸い太陽を覗いては「ばっちこい日食」でソワソワ。
準備中、公園管理の女性には「日食ですか?見られるといいですねぇ」と、
曇り空の心配をされながら、待ちに待った時間です。
「そろそろ始まってる頃やで」と、まるでその場にいない様に主人に言われたのは
どこをどう見ても、太陽が雲の中で、影が出来る気配すらなかったから。
目を何度も凝らし、ひたすら太陽が出るのを、祈り続けました。
開始から1時間も待ったでしょうか?
祈りが通じたのか、日ごろの行いの良さが少しだけ認められたのか(?)、
ちらっと、ほんとにちらっと、薄い薄い雲の中、顔を出してくれたのです!!
じゃじゃーん、と。
わ、わかります??
雲には勝てずでしたが、「しゃーないなー、ちょっとだけやで」と顔を見せてくれた太陽。
雲が多かったにしろ、興奮し、騒がずにはいられませんでしたよ。
最大の日食時は、残念ながら完全に雲の中だったのですが!が!
何より驚いたのが、急激に涼しくなったことと、雨雲のせいではない、
突然の夕方の様な空の暗さと、それまで何十匹もうるさく鳴いていたセミが
一斉に鳴き止んだ事!
(鳴き止んだ事は、日食が元の怪奇現象みたいな事ではなくて、気温の低下が原因と思いますが・・・)
ビデオカメラまで撮ってはいなかったので、残せないことだったのですが、
食が明けていくと共に、明るさが戻り、暑さが戻り、セミのうるささが戻っていった事は
その場でしか味わえなかった事だと、今回体験できて二人して喜んだのでした。
ちょっと、残念なことは多かったですが、味をしめた二人。
次回は、太平洋側の本州、広範囲で見られる「金環日食」を体験します!
こちらは3年後の2012年5月、午前8時くらいだったと。
晴れますように!
一応の、観測風景・・・。