2008年7月10日: 必要不可欠

【チャネル事業部 スミタ】
1年半ほど昔、今の家に引っ越してくる前に、
それまで乗っていた自転車が盗られてしまいました。
それで困っているところに、使わない自転車があるからあげる、と、
激しくレトロな正しく「ママチャリ」を譲り受けました。
赤。
スチールという重厚感。
サドルにはカバー。
そして何より、荷台には伸縮性のあるロープが×にひっかけてあります。
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3段階切り替えなのに’速’から動かなくて、
当時坂の上に家があった私は、鉄の塊であるこの子を、
冬でも暑くなるほど、頑張っておして上ったものです。
さすがに、切り替えは修理しましたが、そのままの姿を維持しようと決めております。
見た目はどうあれ、生活には欠かせないので大切なんですが、
他にも思わぬ人に、この自転車は面倒をみてもらってたんです。
古い割には、タイヤの空気が減らないなぁ。以外に丈夫!と思ってたら、
実は毎週、隣にお住いのおばあちゃんが空気を入れてくれていたのです。
最初はそっと入れてくれたようですが、
ある日会社に行こうと玄関を出た瞬間、隣家のサッシがピシャッと開き、
「あんた、空気入れる穴のとこ、下にして停めといてよ!!
上はネットが邪魔で空気いれられへん!
それと、調子悪いから虫ピン交換しとき!」
と、叱られ、自転車がいつも元気だった理由が判明しました。。。
まさか、ご近所付き合いが希薄な世の中、
毎週、タイヤの空気をパンパンにしてくれてる人がいるだなんて。
有難いやら、ビックリやら。
お世話好きの方で、近所の方にもよく声をかけている風景をみますし、よその子だって、しっかり叱ってます。
何でも、震災の時は大活躍したのだとか。
「自転車歴70年なんやから、何でも聞きなさい。」
と、なぜか、いつも私のママチャリの具合を気にしてくれています。
帰りが遅いとか、洗濯の干し方がダメ、食生活が乱れてるとか、
様々怒られたりしますが、独り暮らしの私にとっては、
気にかけてくれる人が隣にいることは、とても有難いことなのです。
この家に引っ越して来て良かった!
おばあちゃん、長生きしてくれるといいな。。。

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