2023年12月11日: 新しいことに挑戦

【デジアラホールディングス アオシマ】

ナカムラさんご紹介ありがとうございます!
闘竜灘、初めて知りましたが、写真からだけでも厳かな雰囲気が伝わってきて、
行ってみたくなりますね。
私も”たまたま行ったら見つけた”という運命的な景色との出会いを求めて
ドライブによく行くので引き込まれるような美しさとの偶然の出会い憧れます。

 

さて、今回はとあることに挑戦してみましたので、それについて書いてみたいと思います。

DAブログを書くにあたり、今回考えていたことがありました。
それは、何か新しいことを試してそれについて書いてみたい、と。

 

思えば私はドライブが趣味なあまり、DAブログではいつもどこかへ出かけた報告ばかりとなってしまっておりました。

さすがに行った先が違うとはいえ毎回どこかへ出かけたという内容では味気が無くなってしまうのも事実……

ということで、今回は自宅で納豆づくりをしてみました。

何故納豆?と思われると思いますが、
実は私は大学時代に納豆菌について研究しておりました。

どうせ食べ物なら見栄えのいい料理やお菓子を作った方が良いとは思いますが、
折角なら、自分らしいと自分で思えるものを作りたいと考え、
それなら昔研究してた納豆を作ってそれについて書いてみようと思い、今回挑戦しました。

 

※ここから先は作製工程となりますが、発酵食品はデリケートなので
失敗すると別の菌が湧いて食中毒を起こす可能性があります。
その為、自分で作ることを薦める意図は一切ございません。
自分で作っておいて言うのもおかしな話ですが、世の中には安くて安全な納豆が
スーパーで簡単に買えるのでわざわざ作る必要は特に無いと思います

 

納豆を作るにあたり、まず必要なものは大豆です。
スーパーではお手軽に水煮の大豆が販売されていますが、
折角なら最初からやろうと、乾燥した大豆を購入しました。

まずは浸漬という作業で大豆を水に浸します。
そのまま約1晩放置して、たっぷり水を吸ってもらいます。

次に大豆を茹でます。


茹で上がったら熱々のうちに納豆の種と絡ませて
容器に移します。

納豆の種というのは、納豆菌で発酵させるために投入する大元の納豆菌です。
お酒を造る時に種麹といって、お米を発酵させるための麹菌を予め増やしたものを
お米にまぶすんですが、それの納豆菌バージョンです。

私は今回は市販の納豆を少量のお湯で溶いて豆と絡ませました。

納豆というと、お酒を造る杜氏さんは納豆を食べないだとか、発酵食品を扱う工場では納豆を前の日に食べたらその日は出入り禁止なんて
話を聞いたことがある人もいると思います。

その理由は納豆菌の尋常じゃない生命力にあります。
納豆菌は実は細菌の中でも特殊で、過度なストレスがかかると、
死なないように身を守る構造に変化します。
この状態になると沸騰したお湯に入れても
冷凍庫のような凍える環境でも、非常に強い酸の中でも、生き延びてしまうんです。
その為、万が一納豆菌が混入してしまうと、
その生命力で取り除くことが出来ず、他の菌よりも増えてしまう為、
汚染させてしまいます。

逆に言えば、納豆菌はそれだけ生命力が強いので、
他の菌では生きることすらできない状態で納豆菌を繁殖させる環境を作れれば、
納豆菌だけを定着させて、納豆を作ることができます。

熱々の状態では納豆菌以外のほとんどの菌は死んでしまうため、
茹でた豆を冷ますことなく納豆と混ぜました。

その後、納豆菌が繁殖できるように最適な温度をキープできる環境を作ります。
ヨーグルトメーカーなんかを使うと比較的楽みたいですが、
ヨーグルトメーカーなんておしゃれなもの、我が家にはありませんし、
仮にあっても今後納豆臭がついてしまう可能性がある以上
使いたくはありません。

 

その為、保温性の高い発泡スチロールの容器と、それに収まる電気あんかを使って
簡易的な醗酵室を作りました。


納豆は好気性細菌と言って、人間や他の動物同様に、生きるのに酸素が必要ですので
発泡スチロールの蓋は完全に閉めないようにしておきます。

 

あとは発酵を待つだけです。

その後、1日置いてみましたが、電気あんかだけでは熱が足りなかったようで、
全然発酵が進んでいなかったので、急遽使い捨てカイロを投入し、
温度をキープさせてまた、数日……

 

完成品がこちらです。

温度管理が甘く、カイロが近い外側はしっかり発酵が進んで納豆の色になっていますが、
内側はやや発酵が遅いようで、色が薄い状態になっておりました。

写真からも糸を引くネバネバ感は伝わるかと思います。

 

匂いはちゃんと納豆で発酵はなんとか上手くいった様子。
食べてみると内側の豆はやはり発酵が進んでいなかったのか、
固いままでした。

 

今回の反省点としては
・大豆の粒が大きすぎた。
・温度管理が上手くいっていなかった。
・最初にお湯に溶いた納豆の量が足りなかった。
以上の点で納豆が繁殖しきれず、発酵が進むスピードが遅く
ムラが出来てしまいました。

もしもう一度挑戦する時は、温度管理をしっかりして大粒ではなくヒキワリ納豆で短期間で作れるようにしてみたいと思います。

 

次回は関東支社の真面目で仕事もできる好青年の彼です。よろしくおねがいします!

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