2009年12月17日: 平均の平均はやってはいけない!

【ソリューション事業部 タケシ】
各部署の責任者のかたは会議での資料作成にエクセルを使う機会も多いとは思いますが
たまにやっちゃってる人がいますので、あえてブログに書いてみようと思います。
(数字に弱いかたは要注意です。)
Table1
例えばTable1のような10-12月の売上データがあるとします。
Table2
これを用いてTable2のような10-12月の売上集計を作成し、各月の平均単価を求めたりする事は多々ある事と思います。
そこに記載される事の多い10-12月の通算の平均単価なのですが、
Table2の黄色で色付けしたセルのデータをみてください。
10-12月の平均単価を平均して、
(2,875+6,450+2,000)/3 = 3,775
と計算しています。
これを「平均の平均」と呼ぶのですが、良く考えてください。
10-12月の総売上が41,300円、売上件数が10件なので
41,300/10 = 4,130
となり、4,130≠3,775 になっちゃいます。(Table3)
Table3
簡単に言うと各月の件数が同じ件数で無い事が理由なのですが、
詳しい事はGoogle先生にお任します。
平均の平均
たまにやっちゃってる人がいそうなので書かせてもらいました。
当然、ある程度の目安にはなるので、詳細なデータが無い時や、計算に時間がかかるときに
簡易的に敢えて使用する場合は問題はないとは思いますが、
基本的には「平均の平均はやってはいけない!」と思います。
皆さんも資料作成等、エクセルを使用する時はお気をつけくださいませ。
(そういえば確か割合の平均もやってはいけないはず。)

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