2018年8月30日: みつけたり、みつけられたり。

【エクスショップ ムラカミ】
クマといえば
プーさんの実写映画が気になる今日このごろ。
早く封切しないかな。
ずいぶん前に、神戸のまちを歩いていた時
商店街のすみっこの、古本屋さんのワゴンの中で・・


『オチビサン』を見つけたときは、嬉しかった。
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新聞の日曜版に載っていて、
なんとなく見つけては、喜んで読んでいたのに。
いつの間にか連載が終了していて、それに気付いた時には
やっぱりなんとなく、寂しい思いをした。
見つけた1・2巻をレジに持っていくと
お店のおじさんが「3・4巻もあったはず」と探してくれて。
でもその場では見つからず、後から「あったよ」と連絡をくれて
無事1〜4巻を手に入れることができた。
その、たまたま以降
それまであまり利用してこなかった古本屋さんを、ときどきのぞくようになった。
気ままに宝探し気分を味わえたり。
本に対して、ただならぬ(一方的な)運命を感じてみたり。
買った古本に、栞代わりの四葉のクローバーが挟まっていたり。
洋書の写真集には、外国の劇場のお芝居の半券が挟まっていたり。
旅の本からは、綿密なデートプランが綴られたメモ用紙を発見したり。
時は経って、数年前。
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京都の古本市をぶらぶらしていたら、
「オチビサン、オチビサン」という声が。
旅先で、自分のこととも思わず、それでもなんとなく、声の方を向いてみると。
あの、神戸の古本屋さんのおじさんが、テントの奥から手を振っていた。
ものすごく驚いて、ものすごく可笑しかった。
なんだか分からないけれど、おじさんと爆笑していた。
久しくて、遠くて、広くて、たくさんの中から見つけてくれたことが、
ただただ嬉しかったことを覚えている。
テントの奥の、レジ横のイスに座って
買っていた豆大福をいっしょに食べたことは、いい思い出。
出会いが巡る、古本には不思議な魅力があると思う。
また、古本屋さんをのぞきに行こう。
明日は、顔ははめてくれなかったけど笑顔はステキ。ポテチ大好きなあの方です。

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