【エクスショップ ムラカミ】
クマといえば
プーさんの実写映画が気になる今日このごろ。
早く封切しないかな。
ずいぶん前に、神戸のまちを歩いていた時
商店街のすみっこの、古本屋さんのワゴンの中で・・
『オチビサン』を見つけたときは、嬉しかった。
新聞の日曜版に載っていて、
なんとなく見つけては、喜んで読んでいたのに。
いつの間にか連載が終了していて、それに気付いた時には
やっぱりなんとなく、寂しい思いをした。
見つけた1・2巻をレジに持っていくと
お店のおじさんが「3・4巻もあったはず」と探してくれて。
でもその場では見つからず、後から「あったよ」と連絡をくれて
無事1〜4巻を手に入れることができた。
その、たまたま以降
それまであまり利用してこなかった古本屋さんを、ときどきのぞくようになった。
気ままに宝探し気分を味わえたり。
本に対して、ただならぬ(一方的な)運命を感じてみたり。
買った古本に、栞代わりの四葉のクローバーが挟まっていたり。
洋書の写真集には、外国の劇場のお芝居の半券が挟まっていたり。
旅の本からは、綿密なデートプランが綴られたメモ用紙を発見したり。
時は経って、数年前。
京都の古本市をぶらぶらしていたら、
「オチビサン、オチビサン」という声が。
旅先で、自分のこととも思わず、それでもなんとなく、声の方を向いてみると。
あの、神戸の古本屋さんのおじさんが、テントの奥から手を振っていた。
ものすごく驚いて、ものすごく可笑しかった。
なんだか分からないけれど、おじさんと爆笑していた。
久しくて、遠くて、広くて、たくさんの中から見つけてくれたことが、
ただただ嬉しかったことを覚えている。
テントの奥の、レジ横のイスに座って
買っていた豆大福をいっしょに食べたことは、いい思い出。
出会いが巡る、古本には不思議な魅力があると思う。
また、古本屋さんをのぞきに行こう。
明日は、顔ははめてくれなかったけど笑顔はステキ。ポテチ大好きなあの方です。