2025年3月17日: 3回連続

【エクスショップ ジン】

大西さん、バトンパスいただき、有難うございます。今期も残すところ約2週間となりましたが、皆様、日々の業務対応、お疲れ様です。今回もどういった話題を取り上げるか非常に迷いましたが、タイミング的にも「あの話題しかない」ということで、早速ですが本題に入って参ります。

「あの話題」とは、3回連続となります 「大谷選手を中心とする野球関連」 です。「またか」となって当然の流れではありますが、「ドジャース史上初の日本での開幕戦目前」という、めぐり合わせに、運命めいたものを感じましたので、勝手ながら流石にスルーはできないということで、話を進めて参ります。

※これまで同様、記載データについての整合性が確実ではない点はご容赦下さい。

 

まずは、過去2回の「野球関連ブログ内容」をまとめますと下記となります。

<1回目>

■メジャー経験者 日本人野手 OPSキャリアハイシーズン

■メジャー経験者 日本人投手 防御率キャリアハイシーズン

■メジャー 通算本塁打歴代トップ5 OPSキャリアハイシーズン打撃成績

■日本球界 本塁打歴代トップ5 OPSキャリアハイシーズン

■大谷(2021年)・ベーブルース(1919年)の二刀流実績比較

■ア・リーグMVPファイナリスト打撃成績

<2回目>

■大谷選手の各種傾向:⑴本塁打方向/⑵打率・本塁打月別推移/⑶球種割合

■MVP・サイヤング賞受賞者との比較

■大谷選手よりも高年俸で成績が比較的近い打者・投手との比較

■日本人メジャー「本塁打30本・OPS.835以上の打者」と「15勝以上+防御率3.00未満の投手」との比較

■村上選手(2022年)・王貞治氏(1973年) 三冠王成績比較

■50本塁打経験者における日米監督実績と検証

 

日米球界2024年シーズンも、様々な話題がありましたが、「細かめなネタ」も含めて記憶の限り15個書き出します。

■山崎課長、悲願となるDeNA日本一達成。

■大谷選手、史上最速で40-40達成。しかも「サヨナラ満塁弾」で決める→漫画を超える。

■大谷選手、50-50達成試合で、「6打数6安打・10打点・5長打・3本塁打・2盗塁」→漫画を超える。

■ロバーツ監督、アイスキューブとまさかのラップ共演。

■フリーマン選手、息子さん重病・足首重症→WS強行出場→ワールドシリーズMVP(4本塁打・12打点)

■神副社長、娘と一緒に30年ぶりに甲子園へ阪神戦を見に行く。 ※フリーマンとベッツの間に潜り込む。

■ベッツ選手、大谷選手関係の質問を浴びすぎて、一時「その質問には答えない」となる。

■キケヘルナンデス選手、生中継で放送禁止用語を言ってしまうが、出場停止はギリギリ回避。

■テオスカーヘルナンデス選手、ひまわりの種の投げ方を極める。

■グラスノー選手、婚約者との出会いは、球場で電話番号入りのボールを投げて連絡先交換と判明。

■アイアトン通訳、元吉本興業所属と判明。

■今永選手、ダンキンドーナツでカフェラテスモールか、ミディアムかいつも迷うと告白。

■菊池選手、大谷選手のバーター扱いに怒りのコメント。

■田中(将)選手、不本意なバッシングを浴びる→巨人入り→昆陽里タイガース以来の坂本選手とチームメートになる。

■松井監督、5/26時点で休養確定。ちなみに隣町中学の同い年で地元の英雄。

 

続いては、50-50達成記念として、メジャーリーグの54本塁打以上達成者における、盗塁数も含めたデータをチェックします。

<同一年度における「54本塁打以上」且つ「10盗塁以上」達成者>

※54本以上複数回到達者は「本塁打+盗塁数」が最大値の年度実績

※OT指数=本塁打+盗塁/OT指数B=本塁打+盗塁+(OPS×10) ⇒ 大谷選手にちなんで勝手に作ったもの(あくまでも参考値)

※記載順:本塁打/盗塁/打率/打点/出塁率/長打率/OPS/ OT指数A/ OT指数B/達成年度/所属チーム

■大谷翔平:本54/盗59/率0.310/点130/出0.390/長0.646/OP1.036/A113/B123.36 (2024年/ドジャース)

■バリー・ボンズ:本73/盗13/率0.328/点137/出0.515/長0.863/OP1.378/A86/B99.78 (2001年/ジャイアンツ)

■サミー・ソーサ:本66/盗18/率0.308/点158/出0.377/長0.647/OP1.024/A84/B94.24 (1998年/カブス)

■ベーブ・ルース:本59/盗17/率0.378/点171/出0.512/長0.846/OP1.358/A76/B89.58 (1921年/ヤンキース)

■アーロン・ジャッジ:本62/盗16/率0.311/点131/出0.425/長0.686/OP1.111/A78/B89.11 (2022年/ヤンキース)

■ケン・グリフィーJr:本56/盗20/率0.284/点146/出0.365/長0.611/OP0.976/A76/B85.76 (1998年/マリナーズ)

■ミッキー・マントル:本54/盗12/率0.317/点128/出0.448/長0.687/OP1.135/A66/B77.35 (1961年/ヤンキース)

大谷選手の24年シーズンに関して指名打者専門であった点は、一旦考慮せずに話を進めます。年間54本塁打以上達成者における、同一年度の盗塁数2位のグリフィーJr氏(20個)と、大谷選手(59個)との差は、39個とかなりの大差となっています。また、参考になるかは微妙ですが、「OT指数B(独自指標)」に関しては、2位ボンズ氏の1.23倍、23年にア・リーグ記録62本塁打を達成したジャッジ選手の1.38倍と、総合力的にも圧倒的であった可能性は高いと思われます。シーズン前は、評論家・ファン含め、「打者専念ならば40-40はいくかなあ」「もしかしたら50-50とかもあるかなあ(半分冗談)」という感じでしたが、「55-55目前、もしかしたら60-60も夢ではなかったかも」という着地を、当たり前と思わないようにします。

 

先程対象となった方々の、現時点での生涯通算成績は下記となります。

<メジャーリーグでの生涯通算成績> ※本塁打+盗塁数 降順

■ボンズ:本塁打762/盗塁514/本+盗1,276

■ソーサ:本塁打609/盗塁234/本+盗843

■ルース:本塁打714/盗塁123/本+盗837  ※投手成績:勝利94・奪三振488

■グリフィーJr:本塁打630/盗塁184/本+盗814

■マントル:本塁打536/盗塁153/本+盗689

■大谷(現役):本塁打225/盗塁145/本+盗370  ※投手成績:勝利38・奪三振608

■ジャッジ(現役):本塁打315/盗塁53/本+盗368

打者としての出場試合数「大谷選手860・ジャッジ選手963」と、大谷選手の方が103試合少ないですが、「本+盗」は、ほぼ同数となっています。それぞれの差異は、本塁打▲90・盗塁+92と、ちょうど逆になっているような形ですが、大谷選手は投手としての38勝も加味すると、いかに超人的か改めて認識したところです。本塁打・盗塁共にトップのボンズ氏との比較でいきますと下記となっています。

■本塁打▲537本:年間40本で13.4年→43歳

■盗塁数▲369個:年間40個で9.2年→39歳

二刀流継続も踏まえますと、かなり高めのハードルではありますが、また、これまでの常識ではあり得ない話ですが、大谷選手の場合は「無理だろう」と断言するのは失礼なだけでなく、危険と言えるかもしれません。また、通算成績が伸びるということは、それだけ長く活躍を見られるということですので、通算記録に関しても、個人的には追っていきたいと思います。

 

ここからは、大谷選手の年度別成績を見ていきたいと思います。

<大谷選手 年度別成績 (2013年~2024年)>

※所属球団:13年~17年=日本ハム/18年~23年=エンゼルス/24年=ドジャース

※NPB=日本プロ野球/MLB=メジャーリーグ

▼打撃成績

※記載順:打席数/安打数/本塁打/打点/盗塁/打率/OPS

■13年:席204/安45/本3/点20/盗4/率0.238/OP 0.660

■14年:席234/安58/本10/点31/盗1/率0.274/OP 0.842

■15年:席119/安22/本5/点17/盗1/率0.202/OP 0.628

■16年:席382/安104/本22/点67/盗7/率0.322/OP 1.004

■17年:席231/安67/本8/点31/盗0/率0.332/OP 0.942

■18年:席367/安93/本22/点61/盗10/率0.285/OP 0.925

■19年:席425/安110/本18/点62/盗12/率0.286/OP 0.848

■20年:席175/安29/本7/点24/盗7/率0.190/OP 0.657

■21年:席639/安138/本46/点100/盗26/率0.257/OP 0.965

■22年:席666/安160/本34/点95/盗11/率0.273/OP 0.875

■23年:席599/安151/本44/点95/盗20/率0.304/OP 1.066

■24年:席731/安197/本54/点130/盗59/率0.310/OP 1.036

■NPB:席1,170/安296/本48/点166/盗13/率0.286/OP 0.859

■MLB:席3,602/安878/本225 /点567/盗145/率0.282/OP 0.945

■日米:席4,772/安1,174/本273/点733/盗158/率0.283/OP 0.924

■21-23年(合計):席1,904/安449/本124/点290/盗57/率0.277/OP 0.964

■21-23年(平均):席635/安150/本41/点97/盗19/率0.277/OP 0.964

▼21-23年の平均成績と24年成績を比較 (打撃成績)

■打率:21-23年0.277 → 24年0.310 (差異+0.033/対比111.76%)

■本塁:21-23年41→ 24年54 (差異+13/対比130.65%)

■打点:21-23年97 → 24年130 (差異+33/対比134.48%)

■盗塁:21-23年19 → 24年59 (差異+40/対比310.53%)

■OPS:21-23年0.964 → 24年1.036 (差異+0.073/対比107.54%)

二刀流としてフル回転となった、21年~23年の打撃成績における平均値と、24年の年間成績の比較では、上記指標全てが上昇しています。特に「本塁打・打点1.3倍程度、盗塁3.1倍」と大幅増でした。リーグ・チーム・打順・前後打者・チーム方針等々、変動要因が多数ありますが、打者専任となった点がプラスに働いたのは間違いなさそうで、しかも「手術明けのリハビリ中投手」でもある点も踏まえると、驚異的な成績だったと改めて感じています。

 

▼投手成績 (19年・24年=投手としては全休)

※記載順:勝利/敗戦/勝率/投球回/奪三振/奪三振率/防御率

■13年:勝3/敗0/率1.000/回61.2/振46/振率6.76/防4.26

■14年:勝11/敗4/率0.733/回155.1/振179/振率10.39/防2.61

■15年:勝15/敗5/率0.750/回160.2/振196/振率11.01/防2.25

■16年:勝10/敗4/率0.714/回140.0/振174/振率11.19/防1.86

■17年:勝3/敗2/率0.600/回25.1/振29/振率10.40/防3.23

■18年:勝4/敗2/率0.667/回51.2/振63/振率11.07/防3.34

■20年:勝0/敗1/率0.000/回1.2/振3/振率22.50/防52.50

■21年:勝9/敗2/率0.818/回130.1/振156/振率10.79/防3.18

■22年:勝15/敗9/率0.625/回166.0/振219/振率11.87/防2.33

■23年:勝10/敗5/率0.667/回132.0/振167/振率11.39/防3.14

■NPB:勝42/敗15/率0.737/回541.6/振624/振率10.37/防2.53

■MLB:勝38/敗19/率0.667/回480.5/振608/振率11.39/防3.02

■日米:勝80/敗34/率0.702/回1,022.1/振1,232/振率10.85/防2.76

■21-23年計:勝34/敗16/率0.680/回428.1/振542/振率11.39/防2.84

■21-23年平:勝11/敗5/率0.680/回142.7/振181/振率11.39/防2.84

▼21-23年 打撃成績・投手成績 平均値 (エンゼルス)

■打撃成績:席635/安150/本41/点97/盗19/率0.277/OP 0.964

■投手成績:勝11/敗5/率0.680/回142.7/振181/振率11.39/防2.84

二刀流としてフル回転となった、21年~23年の打撃・投手成績の平均値となります。「二桁勝ちピッチャーが、同時に2割8分・40本・100打点・20盗塁レベルをコンスタントに達成している」という、もはや言葉では言い表せない実績でした。現役メジャーリーガーや、OBの方々からも「リアルタイムで見られて幸せであり、代々語り継ぎたい的なコメント」をよく見ますが、ここまでくれば、ほぼリップサービス抜きのコメントと思います。私ごときでは「コメントのしようもありません」という気持ちでおります。

 

▼二刀流 ベストシーズン

⑴ NPB:2016年シーズン (日本ハム)

■打撃成績:席382/安104/本22/点67/盗7/率0.322/OP 1.004

■投手成績:勝10/敗4/率0.714/回140.0/振174/振率11.19/防1.86

⑵ MLB:2022年シーズン (エンゼルス)

■打撃成績:席666/安160/本34/点95/盗11/率0.273/OP 0.875

■投手成績:勝15/敗9/率0.625/回166.0/振219/振率11.87/防2.33

日米での二刀流ベストシーズンを、誠に勝手ながら、上記にて選定させていただきました。NPB時代の方は、あまり異論は出なさそうですが、MLBに関しては、ご意見が分かれるかと思います。私としては両成績のバランスと、それ以上に「規定打席&規定投球回ダブル到達」という「最も二度と達成者が出なさそうな記録」と思える中で、両部門共にハイレベルな成績をあげた点から、22年シーズンではないかと考えました。ただ、書いていて思いましたが、このように選定すること自体が、大変烏滸がましいことだなと、やや反省したところでございます。

 

最後に、主要な記録の一部を、まとめております。

<大谷選手 24年の記録>

■史上初の2年連続満票MVP

■史上初の指名打者でMVP

■史上初の50-50達成(54本塁打・59盗塁)

■史上初の指名打者でWARリーグ1位

■2年連続本塁打王(54本)

■日本人初の打点王(130打点)

■日本人歴代最多盗塁(59盗塁)

■日本人初のトリプルスリー達成(打率.310・54本・59盗塁)

■史上初の1試合6安打・3本塁打・10打点・2盗塁

25年シーズンは二刀流復活の可能性もあり、「どうか怪我だけはないように」と祈るような思いを抱きつつ、これで最後になる可能性もある、「あの話題」に関してのブログを終了と致します。ここまで読んでいただいた皆様、お忙しい中、有難うございました。

 

<バトンを繋ぐお相手>

■デジアラで最初に飲みに行った・EX時代は飲みに行った回数トップかもしれない・EX業務を最も教えてくれた先輩

⇒上記ヒントで分かった方は、まずまずのエクスショップ通として自信を持って下さい。

私からすれば恩人とも言える、EXにおいても最も重要な連携部門のリーダーとなる、あの方です。

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