【エクスショップ事業部 オカモト】
電車で帰る際にポケットの中からあるものが出てきました。
それは何の変哲もない1円硬貨です。
製造年は昭和48年
その材質はアルミニウムで
私たちの日常では『1円』の価値しかありません。
10円、50円、100円、500円の硬貨には例外がない限り価値として勝てません。
何の変哲もない1円硬貨ですが
その裏側にはたくさんの人が関係しているのです。
1円硬貨を造る人、1円硬貨を使用する人
昭和48年の間から現在に至るまでたくさんの人の手を渡りあいながら
私の財布にたどり着きました。
製造直後は新品の輝きがあったことかと思います。
長年たくさんの人に触れられその輝きは朽ちていますが
長年頑張ってきたベテランの証拠ではないでしょうか。
1円硬貨を自分自身に置き換えたとき、
今の私が存在するのも私一人の力ではなく
周囲の人の力があってこその私だということを認識しました。
1円硬貨のように表面状の価値は1円ですが、
たくさんの人の手に渡って培った経験を+αすれば
無限大の価値を生み出すことが出来ると思います。
私もそんな人間になりたいと思った今日この頃です。
電車でいつもこんな事を考えている訳ではありませんが
たまにこういう事を考えながら電車に揺られるのも楽しいものです。