2010年3月2日: 日本語の趣きと奥深さ

日本語には、
 日本語にしかない奥ゆかしさや、
  なぜか心が引きつけられる素敵な言葉がたくさんあります。
言葉によって励まされたり、感動したり、
勇気をもらったり、仲間のありがたさを感じたりと
ちょっとしたことが、響くものだったりします。
普段はあまり使われることない単語たちですが、
「心に沁みる言葉」をご紹介します。
「ことどい」
意味は、
たずね問うこと。親しく話をすること。
言葉を交わすという意味でも特に「恋人に想いを伝える」ことらしい。
想いは、言葉に出さなくとも伝わるものです。
でも、正確に、正直に気持ちを伝えたいならば、
口に出すほうが良いはず。
みなさんは「言問い」されていますでしょうか
「とこ‐とわ」
大辞林:《古くは「とことば」》永久に変わらないこと。また、そのさま。とこしえ。
人は大切なものを失って初めて、気づくことがあります。
モノであれ、関係であれ、気持ちであれ
そうなって後悔することも多々あるものです。
永遠に変わらないものって、そんなにあるものではありません。
でも、愛する人への思いは「常永久」でありたいと思います。
大切なものへ、その気持を「とことわ」したい。
少しの勇気と素直な気持ちさえあれば、年齢は関係ないと思います。
「おもんばかる」 =慮る=
《「おもいはかる」が音変化した言葉です。》
大辞林:周囲の状況などをよくよく考える。思いめぐらす。
この表現には、
自分の謙虚さを理解しながら周りに気を使う響きを感じます。
仕事でも、プライベートであっても、自分さえよければという風潮にあって
すごく大切なことではないかと感じます。
「あまなう」 =和う=
仲よく、協力しあう気持ち。 人と打ち解ける。
うまく調和のとれていること。つり合いのとれていること。
生きていく上で、一人では出来ることは限られています。
仲間がいるから「がんばる」自分でいられます。
調和という響きは、日本人の心に沁みこみます。
四季や自然の豊かさを感じるたびに、この国に生まれてよかった
これからも大切にしたいという気持ちが、湧き出てきます。
★周りの方へ常に気をつけていること
1.目配り
2.気配り
3.心配り
目を配り、気を配り、心を配る。
忙しい時でも、凹んでいる時でも、辛い時であっても心を配りたい。
心を配るってステキな言葉だと思います。
【ナガオカ】

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