2012年7月20日: 最期の晩餐

【経理部 シゲノ】
皆さんにとっての一番の好物(食べ物)は何ですか?
それは人生最期に食べたい物ですか?
私はあります。
それは・・・


烏賊(イカ)。
敬意を込めてカタカナではなく漢字で表します。
当然、そこらのイカじゃありません。
その存在を知ったのは、今から遡る事7年前の5月。
ある独身年配の知り合いから「九州行こうや」「2年間博多に勤めてたから色々知ってる」
「九州は美味いもんがいっぱいある」とのお誘い。
「具体的にはナニ?」との私の質問に
「鳥皮」「ラーメン」「馬刺し」。そして一番は「イカ」との回答。
前者3つはわかるが「イカってナンやねん。たかがイカにそんなんあるか!」と返答。
その回答は「食えばわかる」と自信満々。
そして半信半疑ながらも2泊3日の男3人の食いまくりツアーが決定。
まずその人が一番だと言う「鳥皮」「ラーメン」の店で食す。
ま〜ま〜の旨さ。
そして全く信じてなかったイカを食すため、博多から呼子(佐賀県)という所へ移動。
道中も「イカやで?ほんまに?わかってる?普通のんやったらアンタの奢りやで」とブツブツ。
時間と胃袋のリミットもあるので「他、もっとあるやろ・・・ハズレは許されへんで。マジで」と
私はブツブツと繰返す。その人も負けず「食えばわかる」の会話を続けながらも無事到着。
そこは漁師町の雰囲気。有名なだけあってそこら中イカだらけ。
そしてご対面。透明なイカとは聞いていたが、、、
<%image(20120720-5.JPG|512|383|<% お〜。確かに透き通ってる。(写真が下手で上手く撮れませんが現物はもっと感動もんです) 期待は膨らみましたが、肝心は「味」です。 ガブッ。 ナンなんだ??コレは、、、、これは本当にイカなのか?見た目100%イカだな、、、 体中に衝撃が走り抜けました。 激旨。感動。 今まで生きて中で一番ショックな瞬間でした。 「たかがイカ」と舐め過ぎてた分、衝撃は計りしれません。 味は当然、食感がたまらない。 「イカ→烏賊」に変わった瞬間でした。 そして刺身を食した後は、ゲソと噛み切れない部位を天ぷらに。 写真
旨い。旨過ぎる。スっと噛み切れる、、、今まで食ってたのはガムじゃないよな、、、
正に「烏賊」です。
終始、圧倒的なクオリティーと、食べ物の概念が変わるにまで至った動揺で
帰りの車中では暫くボーッとしてしまい言葉がなかったのですが、
正気に戻ってからその人には
「疑ってゴメンナサイ」とキチンと謝りました。
それ以来、毎年1度は必ずココ呼子を訪れています。
コノのお店(店舗名は伏せます)以外にも行ったのですが
烏賊刺は大差ないですが、他が違いました、、、残念。
博多でも「呼子直送」を食べましたが何か違う、、、残念。
ココでしか食べれない旨さです、、、行くの大変。
おまけですが、腹一杯食べた後、〆に必ずこれを食べます。
20120720-7.JPG
鯛茶漬け(これも写真が下手で美味しそうに見えませんが、、、)
この味にもハマってしまった、、、
他にも烏賊所としては函館が有名ですよね?
もちろん美味しいですが、個人的にはこちらがブッチぎり・別格の旨さです。
でも残念な事に、コレ以来、私は日常生活でイカ刺・イカの天ぷらは食べれなくなりました、、、
又、コレ以来親しい知り合いには、この話をするのですが反応は一応にして
「ふ〜ん。でもたかがイカやろ?」と、当時の私と全く同反応。
それを聞く度に7年前のあの衝撃の瞬間が鮮明にフラッシュバックします。
そして心の中で「もったいな・・・人生損するわ・・・」とつぶやいています。
「呼子の烏賊」
私の最期の晩餐です。(食べれる状態なら)

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